債務整理と任意整理

「債務整理」といっても、借金を免除してもらう破産手続きから業者と話し合いって借金を減らしてもらう任意整理、裁判所に申し立てて再建計画を立てる民事再生、過払い金を取り戻すことなどさまざまな手段があります。

「債務整理」といっても、借金を免除してもらう破産手続きから業者と話し合いって借金を減らしてもらう任意整理、裁判所に申し立てて再建計画を立てる民事再生、過払い金を取り戻すことなどさまざまな手段があります。

多くの金融機関は、交渉によって、金利をカットし、元本のみを分割返済していくことになります。金利をカットできるうえに、返済できる金額を返済していくことになりますので、月々の返済額は減額されることが多く、また、裁判所などを通さずに交渉で解決するので、スピーディーに解決できます。

任意整理ができる人
任意整理により解決できる人は次の２点に該当する人です。 ①３～５年程度で分割返済ができる人 ②一定の収入が継続して見込める人

任意整理ができる人

任意整理により解決できる人は次の２点に該当する人です。

①３～５年程度で分割返済ができる人

②一定の収入が継続して見込める人

〇メリット

〇弁護士に依頼した後は、各業者からの取立てが止まります。

〇借金の返済総額が減額できる場合があります。

〇払いすぎていたお金（過払い金）が戻ってくる可能性があります。

〇特定の業者からの借金のみを整理することもできます。

〇業者との話し合いで手続きが進むため、裁判所を通さずに解決するため、
破産手続きに比べて速やかに解決できます。また、官報にも掲載されません。

〇自己破産のような資格制限はありません

✕デメリット

✕ブラックリストに掲載されるため、掲載が抹消される７年程度は
ローンやクレジットカードの作成はできません。

任意整理は、あくまで、交渉ですので、ご自身で手続きすることも可能です。弁護士費用が発生しない分、負担は軽くなりますが、債権者からの取り立ては止まらず、債権者との慣れない交渉手続きに時間を割かれ、更に法律知識は業者の方が豊富であり、交渉において不利になることもあります。弁護士と圧倒的な技術の差が生まれてしまいますので、弁護士に相談することをお勧めします。

任意整理の流れ
①弁護士へ任意整理の依頼 ②弁護士が債権者に受任通知書を送付業者に受任通知書を発送し、通知が届いた時点で、請求が止まります。 ③債務の確定利息制限法に基づき、正しい借金の額を計算し直します。（引き直し計算）＊過払い金が発生している場合には、過払い金返還請求に移行します。 ④弁済計画の作成債権者との交渉がまとまりやすいよう、事前に方針を決めておきます。 ⑤債権者との交渉弁護士が交渉に入ります。 ⑥返済開始交渉がまとまれば、和解書を作成した上で、弁済がスタートします。

任意整理の流れ

①弁護士へ任意整理の依頼

②弁護士が債権者に受任通知書を送付

業者に受任通知書を発送し、通知が届いた時点で、請求が止まります。

③債務の確定

利息制限法に基づき、正しい借金の額を計算し直します。（引き直し計算）＊過払い金が発生している場合には、過払い金返還請求に移行します。

④弁済計画の作成

債権者との交渉がまとまりやすいよう、事前に方針を決めておきます。

⑤債権者との交渉

弁護士が交渉に入ります。

⑥返済開始

交渉がまとまれば、和解書を作成した上で、弁済がスタートします。