四日市SG法律事務所

Ⅰさんは、妻と二人でいわゆるペアローンを組んで住宅ローンを組み自宅を購入しました。その時の借金は２５００万円でした。Ⅰさんの収入は月２２万円くらいで、妻の収入が月１８万円くらいあったので、Ⅰさん自身の収入を含めると月４０万円以上の手取りがあり、借金を余裕をもって返済できていました。

しかし、Ⅰさんの妻は、ケンカが原因で家を出て行ってしまいました。そうなりますと、Ⅰさん自身の収入で住宅ローンを返済しなければならなくなり、生活が苦しくなりました。さらに、Ⅰさんは病気になってしまい、一時的に働けなくなりました。働けない間の生活費は借り入れで補っていたことから、借金が一気に増えてしまいました。

Ⅰさんは、その後、仕事に復帰できましたら、月々の返済額が増えてしまい、借金を返済することができなくなりました。そこで、Ⅰさんは、当事務所の無料相談に来ました。収入から考えますと借金を返済するのは難しかったのですが、なんとか自宅は残したいという希望があり、相談の結果、自宅を残したまま借金を減額して返済する個人再生という手続きを行うことにしました。

Ⅰさんは、個人再生の手続きを進め、債権者からの同意も得ることができ、無事に自宅を残したまま借金を減額して、返済していくことができました。