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裁判所に納める予納金を父の遺産から捻出した事例(桑名市)

記事更新日:2018.01.19

桑名市でアルバイトで働いていた60代の男性Fさん 裁判所に納める予納金を父の遺産から捻出した事例

Fさんは、数年前に病気で働くことができなったことから、消費者金融からお金を借りました。その後、病気は治ったものの年齢からなかなか新しい仕事を見つけることができず、なんとか雇ってもらったところは、給料が低く、200万円の借金を返すことができませんでした。

Fさんは、破産しようと当事務所に相談に来ました。しかし、Fさんは、預金などもまったくなかったことから破産するにも、その費用がありませんでした。そこで、調べてみると亡くなった父の遺産があることが判明しました。その遺産は、Fさんの借金を返せるほどはなく、遺産分割も終わっていませんでしたが、Fさんの相続する遺産をFさんの兄弟に買い取ってもらい、何とか破産費用を用意できました。

Fさんは、遺産という財産があったことから、少額管財という手続きにより、破産の申し立てから4か月で免責され、無事に破産手続きは終了しました。

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